© FUKUOKA UNIVERSITY 学部ニュース

HOME > 学部ニュース > 教育 > [経営学科]学生ライターによる授業レポート_経営入門(その3_株式会社キープレイヤーズ 高野 秀敏さま)

[経営学科]学生ライターによる授業レポート_経営入門(その3_株式会社キープレイヤーズ 高野 秀敏さま)

7月9日(金)の経営入門ではゲストスピーカーを招いた講演会が行われました。今回はその様子をお届けしていきます。

経営入門についての詳しい説明は第一回目の記事をご参照ください。そこではミナミホールディングス株式会社の江上喜朗さまの講演を取り上げています。

また、第二回目の記事では、LINE Fukuoka株式会社 Smart City戦略室 室長である南方尚喜さまと則本真璃さまの講演を取り上げています。あわせてご覧いただければ幸いです。

今回はキープレイヤーズ 代表取締役である高野秀敏さまに講演をしていただきました。高野さまは1999年に株式会社インテリジェンス(現在:パーソルキャリア株式会社)へ入社され、2005年に株式会社キープレイヤーズを設立されました。これまで3000名以上の経営者の相談と、一万人以上の個人のキャリアカウンセリングを行われてきました。また、55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行されています。

講義ではキープレイヤーズがどのような事業を行っているのか、高野さんがこれまで取り組んでこられた事業などを踏まえつつ、概要をお話していただきました。その後は学生からの質問に答えていただく形で進行しました。

高野さんが取り組まれている事業は多岐にわたるのですが、私はなかでもYouTubeで積極的に活動されていることが印象に残りました。YouTubeチャンネルでは転職にまつわる情報を漫画形式でコミカルに紹介されているそうです。参入した意図について、高野さんは「YouTubeの検索窓で検索することが習慣となっている若年層にむけて情報を発信していくため」と話されていました。キープレイヤーズはスタートアップのベンチャー企業に強い採用・転職の支援をすることが主な事業内容であるため、現在の私には縁遠い存在だと思っていたので、驚きを覚えました。

また「株式投資などは行ったほうがよいのか?」という学生からの質問に返答するなかで、高野さんがおっしゃられていた「自己投資が一番リターンが大きい」という言葉に興味関心を抱きました。高野さんはキープレイヤーズを立ち上げるために行った投資が現在のご自身を形作っている話から、自己投資の有益性を示していただきました。私にはそうした長期的な視点を持って、物事の判断をしたことがなかったため、視野が広がったように感じました。

上記に加えて、「大学生のうちにやっておいたほうがよいことは?」という学生からの質問に答えるなかで高野さんが話されていた「憧れの大人に会ってみたほうがよい」という言葉が心に残りました。現在、社会で活躍されている方の多くは若いというだけで話を聞いてくれることがあるそうです。それは大学生というブランドの持つ力だといいます。できない理由を探し始めるとキリがないので、今できることから行動していくことが大切だと教えていただきました。私はクリエイティブ産業に強い興味があり、その実情について深く知りたいと考え、MaCOPゼミの企画として現役のアニメーターの方を招いて講演会を企画しました。これからも大学生というブランドを活用しながら、憧れの大人に話を伺ってみたいと思います。

取材・執筆 Student Assistant 塩塚歳(商学部第二部2年)

関連ニュース