【2023海外研修体験記】vol.4 商学部貿易学科 山下萌々香さん（アメリカ・オレゴン大学）
8/30～9/13の２週間、アメリカのオレゴン大学にて実施された海外研修に参加しました。
オレゴン大学は緑がたくさんあり、リスなどの野生動物もいて自然豊かで広大な大学でした。また、学内のカフェテリアはビュッフェ形式になっていて、食べることが大好きな私にとって幸せな空間でした。
そして、授業はすべて英語でのディスカッションでした。授業中は先生やクラスメイトの発言を聞き取ることに必死だったことに加え、自分の言いたいことが英語で咄嗟に出てこず、常に頭はフル回転でした。授業が終わった後は非常に疲れを感じましたが、ディスカッションは人の考えを知り自分を客観視することでより幅広い知識や視野を吸収することができる素晴らしい時間だと感じました。
また、授業以外ではオレゴンのダウンタウンにあるカフェで毎週水曜日に開かれている日本が好きな人が集まる交流会に参加しました。そこでは日本語と英語を交えながら楽しい時間を過ごしました。テレビ等では日本を好きな人をよく見ますが、会うのは初めてだったので実際に交流することができ、とても嬉しかったです。
この研修期間にオレゴン大学卒業生の友人もできました。明るくて自分をしっかり持っている心優しい人で、滞在中はショッピングやピクニックなどいろいろな場所に連れて行ってくれました。お別れの際には手紙を書いてくれて本当に嬉しかったですし、別れるのが寂しかったです。オレゴンは温かい人が多く、「ずっといたい！」と思える場所でした。
オレゴン大学を発った後に訪れたポートランドでは株式会社日立ハイテクと日本領事館に伺いました。そこでお話してくださった方から、アメリカで働くうえで苦労することやその対応方法、ポートランドには多くの日本企業があり日本との関係が深いことなどを学びました。
その後、シアトルでは観光をしました。最初の2日間は朝早く起きて散歩して朝日を見たり、スペースニードルに登ったり、ミュージアムや水族館、マーケットに行ってクルーズ船に乗ったりしました。シアトルで見た景色はすべてが新鮮でとても綺麗でした。そして最終日にはワシントン大学へ行きました。アメリカ北西部の中で最大規模の大学で、レンガ造りの建物がとても美しく、まるでハリーポッターの世界にいるような感覚になりました。
また、研修期間中、観光とは別に3度のスポーツ観戦の機会もありました。オレゴンでは野球のマイナーリーグとアメフト、シアトルではメジャーリーグの試合を観戦しました。大勢の人が喜びや怒りの感情を存分に表に出していて、日本ではあまり感じることができない一体感を味わうことができ、本当に楽しかったです。
この海外研修を通して、一番感じたことは、アメリカには様々な人が共存しているということです。想像以上に多種多様な人間がいました。だからこそ、一人一人が多方向からの視野を持っていて、個性を認め合い、それを大切にする環境があるのだと思いました。また、積極性と行動力が重要だと実感しました。私は英語が得意ではありませんが、知っている限りの単語やジェスチャーを使って話し、尋ねたいことはすぐに店員や周囲の人に声を掛けに行くようにしました。英語が流暢に話せなくても本気で伝えようとすれば相手には伝わるのだなと身をもって感じました。積極的に行動を起こさないと自分の成長に繋がらないし、視野も広がっていきません。また、高度な英語能力でコミュニケーションが取れたらどんなに楽しいのだろうと思ったので、これからも英語の勉強に励みたいと思います。
現地での２週間はとても貴重で有意義な時間を過ごすことができました。
これまでサポートしてくださった先生方、アメリカで出会った人々、海外交流ゼミメンバーの17人みんなに感謝しています！
