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【2023海外研修体験記】vol.3 商学部経営学科 ライハン サルサビッラ ダルウィシさん(アメリカ・オレゴン大学)

 私は2023年8月30日から9月13日までの14日間、商学部海外交流ゼミナールでオレゴン大学の「Intercultural Exchange Program」に参加しました。オレゴン大学はオレゴン州ユージーン市東部にあり、シアトルから飛行機で1時間ほど移動したところにあります。そして、オレゴン大学はNIKEの創設者であるフィル・ナイト氏の母校であり、世界トップクラスの陸上競技場施設やアメリカンフットボールのスタジアムが設置してあり、スポーツを楽しんでいる学生の姿が多く見受けられました。

 オレゴン大学での授業は、少人数のグループに分けられて、トピックから一つを決めて、自分の意見やアイディアを共有してディスカッションを行い、グループワークでまとめたアイディアを他のグループに発表し、お互いに内容を講評するものでした。授業の最終日には、このプログラムで学んだことや、日本とアメリカの違いについて各自で発表しました。日本と比べてアメリカの教育は積極的に意見を述べることや、クラスでディスカッションに参加することが求められ、自己主張や自己表現が重要視されました。

 授業時間外は、野球や「オレゴン大学ダックス」のアメリカンフットボールの試合を見たり、スタジアムや、ユージーン市で大人気の「Euphoria Chocolate Company」というチョコレート専門店の工場を見学したりしました。

 休日には、オレゴン大の学生とピクニック「Eugene Saturday Market」に行きました。サタデーマーケットは、4月から11月の間、毎週土曜日に街の中心にある公園で開催されています。このマーケットがユージーンのイメージそのもので、個性あふれる地元のクラフトアーティストの作品、美味しそうな飲食店、そしてフリーライブステージがあって芝生エリアは皆の集いの場になっていました。

 オレゴン大学でのプログラムが終わった後は、ポートランドへ行き、日本企業の株式会社日立ハイテクと在ポートランド日本領事館を訪問し、日本とオレゴン州の関係のレクチャーを受けて日系企業のアメリカ進出状況について理解を深めました。

 そして、シアトルに着いた次の日は、朝8時にスターバックス世界1号店にて限定ドリンクとタンブラーを購入しました。1号店はほかのスターバックスと違い、初代のロゴがあしらわれているため茶色いカラーが目印となっています。その後、フェリーに乗って高層ビルが多く建つシアトルの街の美しい景色を楽しみました。シアトルの街のすぐ側には巨大なコンテナ船がたくさん停泊していて、大きなコンテナが次々と運ばれている様子もみることができました。

こういった感動的な風景・出来事の一方で、シアトルの街には路上で寝泊まりするホームレスの姿を非常に多く見かけました。今まで抱いていたアメリカのイメージとは少し違う、と肌で感じる瞬間でした。

 この留学を終えて気づいた私自身の変化は、“自己表現に自信をもてるようになった”ということです。アメリカでは老若男女を問わず自分の考えを明確に表現できる人が、個人レベルで見ると日本よりも多い傾向があると思います。

 最後になりましたが、海外研修体験記を読まれている方へのメッセージを送ります。オレゴン州はアメリカの中でも治安が良く、過ごしやすい街で、大学内の施設も充実しているので、英語の勉強だけではなく日本で経験できないことにたくさん挑戦できます。私自身もこの留学で多くのことを学び、経験することができて本当に良かったと思っています。来年度の受講を希望する方はぜひ頑張ってください!!

オレゴン大学前での一枚
Eugene Saturday Market
ピクニック
フェリーに乗って見たシアトルの街並み
スターバックス世界一号店にて
ダックス(オレゴン大学のマスコット)と一枚

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