【2025海外研修体験記~アメリカ・オレゴン大学】vol.13 大島麻鈴さん(商学部貿易学科3年次生)
私は8月7日から25日までの19日間、アメリカ合衆国のオレゴン州ユージーンとワシントン州シアトルへ海外研修に行きました。私自身初めての海外ということもあり、不安に思うこともありましたが、前期授業の際に、本ゼミナール担当教員がアメリカでの経験談などを話してくださる場面が多く、日が近づくに連れて待ち遠しい気持ちでいっぱいでした。
オレゴンは自然豊かで木の幹がとても大きく、リスがたくさんいました。日中は35度を超える日もありましたが、日本とは違って乾燥しているため、湿気がない分とても過ごしやすかったです。また、日差しが強いため、携帯品には目薬とサングラスが必須でした。
オレゴンでの1日は午前か午後に授業があり、授業以外ではボランティア活動や大学内の博物館や美術館、ボルダリング場などの施設に行きました。フリータイムではショッピングモールやマーケット、古着屋巡りなど他にも色んな所に出掛けることができました。
オレゴンでの生活で特に思い出に残っていることは、Grass Roots Gardenでのボランティア活動です。ここでは、きゅうりやトマト、ビーツ、りんご、バジルの農作物の収穫を行いました。きゅうりやトマトは日本では見たことがないくらいの大きさで、ダンボールが埋まってしまい、沢山収穫することができました。きゅうりやトマト、りんご、プラムを試食しましたが、その中でもプラムはとても水々しくて何個も食べたくなる美味しさでした。アメリカではボランティア活動が盛んで、一緒に行ったチューターの学生も「以前来たことがある」と言っていました。私自身、ボランティア活動は学校の行事の一環でしか参加したことがなかったため、現地の人々のボランティア活動の意欲の高さに驚かされました。
最後の3日間ではシアトルに行き、スターバックス1号店、ワシントン大学、ガムウォールなどを観光しました。またMLBの試合を観戦することができ、その壮大さに圧倒されました。ホームランを4回も見れたことや試合終盤での接戦はとても見応えがありました。試合終了後には、花火や15分以上のドローンショーを見ることができ、この海外研修の中での1番の思い出になりました。
私がこの研修で1番印象に残っていることは、現地の人達の優しさです。例えばフリータイムの昼食の際に、注文するまでに何度も気にかけてくれたり、食事の合間にも「食事は堪能してる?」などと話しかけてくれたおかげで楽しんで食事をすることができました。また、店員さんやスーパーで買い物をしているお客さんから「その服いいね!」と声をかけられたのですが、これは日本ではない経験でした。他にも沢山の優しさに触れる機会が多く、現地の人たちは国籍が違っても気軽に話しかけてくれたり、私の拙い英語にも理解しようと耳を傾けてくれる優しさに心が温まりました。
この海外研修を通して、実際に現地の人とコミュニケーションをとることの難しさや自分の英語のレベルの低さを痛感し、英語の勉強への意欲が高まりました。また、今回の経験や現地の人々との出会いが自分自身への刺激となり、視野を広げてくれたと思います。このような恵まれた環境で多くの経験ができたのも、岡先生や事務の方をはじめとする福岡大学の教職員の方々、オレゴン大学でお世話になった先生方やチューターの方々のサポートのお陰です。本当にありがとうございました。そして何よりこのゼミナールで16人のメンバーと出会えたこと、全員が初めての環境の中で一緒に協力して生活し、沢山の思い出が作れたことがとても幸せで宝物です。この経験で得たものを思い出として終わらせるのではなく、自分の成長へと繋げていきたいと思います。



