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【2025海外研修体験記~アメリカ・オレゴン大学】vol.10 中野由紀乃さん(商学部貿易学科2年次生)

 19日間にわたるオレゴン大学での海外研修は、私の人生にとって大きな財産となり、間違いなく今までで一番充実した約3週間でした。

 オレゴン大学は、広大なキャンパスと緑あふれる自然に囲まれた大学です。キャンパスの周りには背の高い木々が立ち並び、日本とは全く違う景色ばかりで、初めての海外だったこともあり、大きな期待と共に胸を躍らせながらキャンパスに着いたことを覚えています。

 授業では、英語でのディスカッションやプレゼンテーションが中心でした。文化や環境問題、スポーツマーケティングなどをテーマに様々な意見を交換しました。その中で自分の考えをまとめ、それを英語で表現することの難しさを改めて実感し、思うように伝えられずもどかしさを感じる場面もありました。しかし、そのたびに現地の先生や学生スタッフが、根気強くサポートしてくれて、何度も挑戦できました。授業を通して、自ら積極的に学びにいく姿勢や私が苦手としていた自分の意見をはっきり伝えること、トライ&エラーの精神を学ぶことができました。完璧でなくても失敗を恐れずに挑戦できるようになったのは、大きな成長だと感じます。

 授業外には、2つのボランティア活動に参加しました。そこでは、ホームレスの人々を支援するために配給用の食事のパッキングやその食事で使われる野菜の収穫などを行いました。どの活動でも大人から子どもまで多くの地域の人が参加しており、毎週3回ほど参加しているという人もいて、オレゴンの人々の温かさや地域愛、助け合いの精神を肌で感じ、日本と違う文化に驚きました。

 自由時間には、学生スタッフが日本で言う「だるまさんが転んだ」のようなアメリカならではの大人数で盛り上がれるゲームを紹介してくれて、みんなで楽しむ機会もありました。年齢や国籍を超えて一緒に楽しめたことは、とても印象深かったです。その他にも、ショッピングをしたり、現地の野球チームの試合観戦など、充実した時間を過ごしました。ショッピングの際は、ついつい夢中になってしまい、毎回のようにバスに乗り遅れそうになりました。みんなでバス停まで全力で走って駆け込んだことも良き思い出の一つです。

 また、私個人の挑戦として、現地の学生に自分から声をかけ、一緒にご飯を食べることに挑戦しました。突然話しかけられたにもかかわらず、快く笑顔で受け入れてくれて話すうちに、偶然私たちと同じ寮で同じ階に住むメイソンという学生の友人だったことが分かり、交流が広がりました。その出会いをきっかけに他のメンバーも仲良くなり、最終日には一緒にビーチバレーをして楽しみました。自分から勇気を出して挑戦したことが小さなきっかけを生み、それが私だけでなく他のメンバーの思い出にもつながったことはすごく嬉しかったし、挑戦することの素晴らしさを強く実感しました。渡米前と比べて行動力の変化に自分でも驚くほどで、それが今では大きな自信になっています。

 この研修は私にとって、英語や文化・価値観の違いを学ぶとともに、挑戦することの喜びを知り、自分自身と向き合う時間でもありました。英語での挑戦や現地の人々との交流の中でうまくいかないことや不安もありましたが、そのたびに周りの人たちの優しさに支えられ、乗り越えることができました。こうした経験や出会いが私自身の学びへとつながったと強く感じています。これから先、このかけがえのない経験を力に変えて、さらに大きく前進していきたいです。

 改めて、この研修を支えてくださった岡先生や大学職員の方々、現地で出会った皆さん、そして何よりも一緒に過ごした大好きな16人のメンバーに心から感謝しています。参加できて本当に良かったです。ありがとうございました。

サタデーマーケットで似顔絵を書いてもらいました!
みんなでアメリカのゲームやってみた!!

修了式にてErinとのツーショット

仲良くなった学生とディナー!!

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