【2025海外研修体験記~アメリカ・オレゴン大学】vol.9 澁谷恋郁さん(商学部貿易学科3年次生)
私は2025年8月7日から25日までの19日間、海外交流ゼミナールでオレゴン大学への海外研修に参加しました。この体験記では、特に思い出に残っている出来事や自身の心情の変化について綴りたいと思います。
以前から留学してみたい気持ちはあったものの、こうやってまさか自分が留学できるなんて正直思ってもみませんでした。しかし、今回の海外交流ゼミナールという目の前にある自分にとってのチャンスを掴めて本当に良かったと思います。そのため、貴重な時間と費用を使うアメリカでの海外研修では、積極的に行動し後悔しないように過ごすと心に決めていました。
オレゴン大学での授業は全て英語で、単語1つ1つを聞き取るのでも集中力が必要で、すごく大変でした。しかし徐々に慣れてきて、意味を理解しながら授業を受けることが出来たと思います。最後の授業では、sports team merchandise designを考えて、作成したポスターを元にプレゼンを行いました。伝えたいことを英語で表現し相手に伝えることは難しいですが、自分から積極的に発言や質問をするなど、自主的に行動することが大事だと思います。
私はアメリカで、人の温かさを感じる場面が沢山ありました。お店でうろうろしていたら、「何か探しているの?」と店員さんが声をかけてくれたり、レジでセントを出すのに苦労していたら「perfect!」と言ってくれたりと、フレンドリーな環境がとても嬉しかったです。一方で、街を散策している時やコミュニティーサービスでの経験を通して、多様性も凄く実感しました。自分が想像していたよりも多国籍の方がいて、日本とは違う様々な背景を持っている方が多かったです。アメリカの現状であるホームレスの多さも目の当たりにし、向き合っていかなければならない問題だと思いました。
観光で一番楽しかったのは、シアトルでのマリナーズ対アスレチックスのMLB観戦です。野球観戦が好きで日本でもよく行くのですが、初めて本場アメリカで野球を観戦出来たことは凄く嬉しくて幸せでした。日本とは違う応援方法や球場の広さ・作りには驚きでした。またイチローさんのグッズも沢山あり、日本人としての誇らしさも感じました。
19日間はあっという間で、とても充実していて、私にとって忘れられない幸せな思い出です。自分から行動する大切さや英語の実力不足を実感するととともに、自分の考えにも刺激を受けました。今回留学に行くという夢を叶えることができたのは、岡先生や海外交流ゼミナールという機会に出会えた縁と、沢山の人の支えがあったからだと思います。これからもいろんなことに感謝を忘れず成長していきたいです。
最後になりますが、この海外研修体験記を読まれている方へメッセージを送ります。オレゴン大学は、高水準の学術研究と教育システムが整った大学として評価されています。キャンパス内は緑が多くて人も温かく、非常に過ごしやすい環境です。私はそんな環境のもとで授業を受けたり、現地の人との交流を通して英語でコミュニケーションを取れたりしたことはとても良い経験だったと心から言えます。次はこれを読んでいる方が、是非このプログラムで実感していただけたらなと思います。



