産学連携でホテルブライダルを盛り上げる! 杉本ゼミ篇
商学部ブログ始動!
みなさん、こんにちは。
商学部事務室の角です。
日々、精力的に様々な取り組みに励む商学部生の皆さん。
その中でもキラっと光る、ぜひもっとたくさんの人に知ってほしい!感じてほしい!参加してほしい!
と思う活動を行っているゼミや団体・個人について、その取り組みを紹介する場を設けました。
商学部生の日々の活動・活躍を少しでも多く紹介できればと思いますので、今後取り上げてほしい皆さんは是非商学部事務室までお越しください。
産学連携ゼミって?
さて、第一回目の今回、紹介するのは
本学が今年4月に開始した「産学連携ゼミナール」内で産学連携プロジェクトに参加している杉本ゼミ・森田ゼミの活動です。
FUポータルにも、広報課からのプレスリリースとして、記事がアップされていますので是非皆さんこちらもチェックしてみてください。
https://fukuoka-u.box.com/s/ie1j0a6kh3wrgrn1d3yysat7kgsga383 (PDF版)
この産学連携ゼミでは、ホテルニューオータニ博多と共同で「多様化するニーズの中でのホテルブライダルの戦略」について考え、課題解決に向けての提案を報告するべく、動き始めています。
今回、話を聞いたのは、商学部杉本ゼミに所属する原さん(3年)と本山さん(3年)、松谷さん(3年)の3名。
3人は現在、同じプロジェクトに参加するゼミ生とともに、ホテルニューオータニ博多の現状を踏まえたうえで、課題解決案を出すための足掛かりとして、結婚式をあげた経験のある人ない人関わらず、ターゲットとなる年齢層にヒアリングを行っている段階とのこと。
一番身近にいるターゲット層として、本学職員にヒアリングを行っていると聞いて早速、ヒアリングに同行しました。
ヒアリング調査開始 in商学部事務室
結婚式を挙げた理由や目的、こだわったことについて話を引き出しています。
ひとつひとつのエピソードを時間をかけ掘り下げているようです。
・結婚式のコンセプト
・結婚式を挙げる際に最も重要視したこと
・当日の家族や友人の反応 等々 ・・・・
ヒアリングに答える商学部事務室職員の古屋も自身の経験をふまえ、率直な意見を話していきます。
ヒアリング後、彼女たちが目指すプランとは
1時間半に及んだヒアリング終了後、彼女たちにヒアリングをする意味、ここで得られるものについて聞いてみました。
角:―はじめに、本題とは関係ありませんが、1時間半ノンストップで相手と話し続けるのは簡単なことではないと思います。相手から上手く話を聞き出すコツはありますか?
原さん:―まず、2人組で行くというのがポイントかもしれません。相手があまり沢山話をする方ではないときでも、私たち2人が話をする延長線上で、3人で会話をするような感覚ですね。そうすることで相手が話しやすい空気を作れていたらよいなぁと思っています。実際に相手がどう思っているかは分かりませんが(笑)。
角:-とても和やかな空気づくりが上手だな、と感じました。では次に、本題に関してですが、ホテルブライダルの戦略を考えるにあたって、ヒアリングを行う目的を教えてください。
本山さん:―ホテル側に提案をするにあたって、自分の持っている知識や経験ではどうにもならないことが多いのでヒアリングをすることでターゲットが考えていることや求めていることについて分析しています。今回は、多くの対象者にヒアリングを行うことで、人それぞれ価値観が全く異なる、という発見がありました。価値観が異なるというのは、想像していたものの、人の数だけ考え方があり、各夫婦、個人にとって結婚式の位置づけや捉え方、結婚式に抱くイメージがまるで違い、少し驚いています。
角:―なるほど。確かに、2人は既婚者だけでなく、未婚者にも話を聞いているんですよね。驚くくらい意見が違うのであれば、その意見を基にどういったプランの提案をするのか非常に楽しみなところですが、今後はどう進めていく予定ですか?
本山さん:-今回のヒアリング調査で得た発見や気づきから、どういうプランが人々に求められるのかという部分を今後、丁寧に考えていきたいと思っています。そのためにはもっと多くの人の意見が必要ですし、市場の分析もまだまだ足りないと考えています。最終的には、結婚式を挙げなくてもよいと考えている若年層が、結婚式を挙げたくなるプランを練りたいです。
と笑顔で語ってくれた本山さんと原さん。
今後、具体的な提案を行うために、それぞれがヒアリングした結果を持ち寄ってゼミ内で検討やディスカッションを行う予定とのこと。
彼女たちがヒアリング調査を基に、どういった過程を経て独自のプランを製作するのか、非常に楽しみです。
今回、彼女たちの取り組みに同行し、話を聞くと、とにかく時間をかけて相手から話を聞き出す“丁寧さ”が非常に印象に残りました。
時に、これは本筋の結婚式とは関係ないのでは?と思う話も絡めながら、相手の心をリラックスさせ、次々に話を聞き出す姿勢に彼女たちがこれまでゼミ内で培ってきたであろうコミュニケーション力をみました。
彼女たちが目指す、提案プランが完成するその日が楽しみです。
今後もその模様を詳しく追っていきたいと思っていますのでみなさんもお楽しみに。
今回はここまで。
次回は杉本ゼミと同じく、今回の産学連携プロジェクトに参加している
森田ゼミのメンバーの活動の様子をお届けする予定です。
それでは、また次回お会いしましょう。☺