【2024海外研修体験記~アメリカ・オレゴン大学】vol.6 藤野陽愛さん(商学部貿易学科2年次生)
私は8月9日から8月25日までの17日間、海外交流ゼミナールの一員としてオレゴン大学に行きました。
オレゴン州は北米西海岸に位置し、自然に囲まれたキャンパスには野生のリスが生息しているなど、普段日本では見ることのない景色ばかりでとても新鮮でした。また、日本と比べて湿気が少ないため、とても過ごしやすいところでしたが、朝は寒いため上着が必須でした。
授業は英語のみで行われるディスカッション中心でした。主に先生が文化の違いや環境問題などについてのお題を出し、その結論や解決策をグループワーク中心に英語で話し合うといったものでした。英語が苦手だった私は先生の言っていることをまずは理解し、自分の意見をわかる範囲の英語で勇気を振り絞って話すことに努めました。不思議と英語に触れ合う生活を過ごしていくうちに耳が慣れてきて、先生の言っていることも自然と聞き取れるようになりました。最終日の授業では1人ずつこの留学で学んだことをまとめ、プレゼンテーションを行い、その後、修了証を頂きました。授業を通して一番印象に残ったのは、ディスカッションをするにあたって自分の意見をしっかり言うことがいかに大事であるか、ということです。自分の意見を述べることで自分と人の考え方の違いに気づき、違う考え方を学べるだけなく、より良い解決策などに導くことができるのではないかと思いました。
授業以外ではボランティアを行ったり、学校の敷地内にあるボルダリング場や美術館に行ったりして過ごしました。ボランティアはふたつのグループに分かれて行いました。仕事の内容は食材の仕分け、種付けや収穫などを行う農業、服のサイズ毎の仕分けなどです。これらの食べ物や衣服は学校やシェルターなどに提供されます。日本ではボランティアはあまり馴染みがないと思いますが、オレゴンではほとんどの方がボランティアを経験しているとのことで、現地の大学生もたくさん活動していました。これらのボランティアを通して、非日常の体験ができ、普段の生活では出会うことのない人と出会えて視野が広がりました。 また、別の日に行ったボルダリングは体験したことがなかったので、貴重な経験となりました。その他にもショッピングモールや敷地内のスーパー、土産屋などに行って靴や服などを購入したり、現地で知り合った方々とバスケットボールをしたりと楽しい思い出を作りました。
オレゴン大学でのプログラムが終わったあとはシアトルで観光をしました。シアトルはオレゴン州から飛行機で約1時間のところにあります。ここではスターバックス1号店でタンブラーを買ったり、近くのマーケットで買い物をしたりして楽しみました。最終日にはマリナーズの試合を見に行き、逆転勝利して盛り上がったことがとても印象に残っています。
この海外研修のメンバーは、3年生12人、2年生4人の計16人でした。ほとんどが初めての顔合わせで、初めはとても不安でした。しかし、授業でのグループ活動や自由時間、ボランティアなど皆で同じ時間を過ごしていくことによってとても仲良くなり、今ではかけがえのない友人です。
この経験を通して自分自身が自覚した変化は自分の意思をしっかり持ち、それをはっきり述べること、そして積極的に多くの人と関わるということです。人と対面でコミュニケーションをとることは、相手の気持ちを理解し、自分を成長させてくれるものだと改めて感じました。
今回の研修は行ってよかったと心から思えるものでした。 皆さんも是非、参加してみてください。