【商学科】大正製薬×福大ゼミ
この度、大正製薬様と商学科ゼミの「マーケティングの実際を学ぶ」プロジェクトを行いました。
このプロジェクトの様子を学生ライターによる授業レポートでお届けします。
●大正製薬様ご講演
昨年11月28日、大正製薬の創業の経緯、主カブランドであるリポビタン D の誕生から現在に至るまでのストーリー、現在の課題と取り組みについてお話していただき、学生からの多くの質間にも答えていただきました。
特に発売当初は栄養ドリンクとしてほかの清涼飲料水などと差別化するために高い価格設定にしていたことに驚きました。また、栄養ドリンクとして定着してからは現在までの60年以上の間、大きな値上げをしていないということや「頑張る人を応援する」「頑張る人に寄り添う」商品であるというイメージが定着するような広告が作られてきたことなども知ることができました。
そして、その販売促進の体験としてSNSを活用し大学生に向けて発信していく活動をさせていただくことになりました。アンケート調査などを行い、その結果からSNSの投稿内容やターゲット、コンセプトを考えます。1月10日には活動内容や結果のチーム発表が行われます。
学生ライター:商学部2年 岩谷凛奈
▼昨年11月28日ご講演・質疑応答の様子
●ワークショップ
11月の講演会を経て、私たちは約2か月間、大学生にリポビタンを手に取ってもらうためのSNS運用を行ってきました。そして、2024年1月10日、SNS運用を始めるまでの事前調査やターゲティング、コンセプトの決定、SNS運用の反省点などについて、大正製薬様に向けて発表しました。
3つのゼミナールの12グループが「大学生にリポビタンを手に取ってもらうためのSNS運用」という共通の目標に向かって活動してきましたが、それぞれのグループが違ったSNS運用を行っていて非常に刺激的でした。様々な着眼点、コンセプト、SNS運用をする上でのこだわりが見られました。また、SNSの運用そのものに留まらず、仮説の設定や、結果の分析とそれを踏まえた反省などの重要性を他のグループの発表から学ぶことができました。
9月からゼミナールの活動が本格的に始まりマーケティングについて学んでいく中で、実際に自分たちでマーケティング活動を行なったのは、今回の大正製薬様とのプロジェクトが初めてでした。自分たちで考え、メンバーと連携し、行動した成果を「SNSに投稿する」ことで目に見える形にできたことは、とても面白く貴重な経験となりました。
学生ライター:商学部2年 杉村桜花
▼1月10日ワークショップの様子