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2019オープンキャンパス@商学部 後編

執筆者:商学部事務室 角

みなさん、こんにちは。商学部事務室の角です。

すっかり、季節は秋めき、涼しい毎日が続いていますね。
七隈祭や雅祭、ハロウィンと行事が目白押しの秋。学生のみなさんはいかがお過ごしでしょうか。
4年次生の皆さんは、きっと卒業論文の大詰めを迎えている頃でしょう。
せわしなく時が過ぎ、立ち止まる時間もないほど忙しいでしょうが、学業に、部活に、イベントに、後悔なくやり遂げ、大学生活最高の秋の思い出が作れたら良いですね。後悔なくやりきったことは、振り返った時に最高の財産になるはずです。


さて、前置きが長くなりましたが、今回も前回に引き続き、本年8月に行われたオープンキャンパス@商学部の様子を写真を中心にお届けしたいと思います。開催から2か月が経ち、季節は秋になってしまいましたが、オープンキャンパスは熱く!盛り上がりましたので、その様子を少しでも感じていただけたら嬉しいです。

まず、紹介するのはこちら!


「在学生との相談コーナー」

来場者から、大学生活や進路のこと、受験時の勉強のポイントなど素朴な疑問が投げかけられ、それに対し本学商学部で学ぶ在学生が自身の経験を踏まえ、丁寧に回答していました。青いスタッフポロシャツを着用しているのが在学生です。
同世代ならではの空気感で、和気あいあいと話をする両者の笑顔がとても印象的でした。

続いて2階で行われていたのは、
「教員相談コーナー」

ここは、来場者からの質問に商学部所属の教員が答えるブースです。
商学部に設置されている商学科、経営学科、貿易学科、商学部第二部とそれぞれ部屋を設け、所属の先生方による個別相談会でしたので、各学科に興味のある来場者・受験生が多く来ていました。

下の写真は経営学科の教員相談コーナーの様子です。

各学科の個性がわかる非常に貴重な機会だったのではないでしょうか。
受験生はもちろん、御父母の皆様にも多くお越しいただき、大盛況となりました。

続いて、地下1階に目を移すと、ここは杉本教授のゼミナールに所属している学生が開催していた「マーケティング体験会」。
私たちの生活にすでに馴染みのある商品(お菓子や制汗剤など)について消費者の購買意欲を上げ、さらに売り上げを伸ばすにはどうしたらよいか?ということをテーマに、来場者のみなさまのアイデアや考え・計画を紙にまとめそれぞれ壁に貼りだしていました。地下は来場者と、学生たちで思い思いに作り上げた作品で彩られ、カラフルかつ情報量の多い素敵な空間になっていました。

上から撮ったこの写真は私のお気に入りの1枚です。

このブースでは、マーケティング体験会に加えて、来場者とゼミ生が話をする場も設けており、高校生が真剣な表情で在学生に、本学について尋ねる様子が窺えました。

そして、午後からは人気イベント、各学科の教員による「模擬講義」の開講です。

商学科・経営学科・貿易学科とそれぞれの所属教員による各学科の個性あふれる講義が行われました。

商学科は鈴木准教授による 「商学からみる九州新幹線」
経営学科は和田准教授による「何でも経営できる~日常生活から会社まで~」
貿易学科は岡准教授による 「あなたのスマホはMade in・・・?」 というテーマでの開講でした。

こちらの写真は、経営学科 和田准教授 による
「何でも経営できる~日常生活から会社まで~」の講義の様子です。

25分という短い時間ではありましたが、実際の講義室で本学商学部の講義に触れ、来場者の皆さんは多少なりとも大学での学びを具体的にイメージできたのではないでしょうか。

では、ここで貿易学科の模擬講義を担当した本学商学部貿易学科所属の岡陽子准教授に今回のオープンキャンパス模擬講義についての思いや、来場者の皆様へのメッセージを伺いましたので紹介いたします。

角:ー今回の貿易学科の模擬講義は、「あなたのスマホはMade in ・・・?」というテーマでしたが、なぜこのテーマにされたのでしょうか?

岡先生:商学部の中でも、❝貿易学科❞というと、難しくて特別な響きだと捉える方がいると思うのですが、決して難しくなく、しかも日々の生活に直結しているというのを理解してもらいたかったので、来場者の方々にとって一番身近なスマホを切り口に講義を行いました。日本は貿易を行わなければ立ち行かない国であり、貿易は私たちの生活の一部であるという事実を知ってもらいたいという思いが強かったです。

角:ーなるほど。確かに、貿易学科という学科名だけでは、どういった学習・研究を行っているのか想像しづらいという層も来場者の中にはいたかもしれません。貿易学科という学科名も、あまり他大学では耳にしないような気もします。

岡先生:私も貿易学科、と学科に貿易の付く大学は非常に珍しいのではないかという認識です。特に本学商学部貿易学科は、他の大学では学ぶことのできない実務に即した講義が充実しているというのが最大の魅力だと思います。

角:ーでは、岡先生は貿易学科はじめ商学部への入学を希望する方にはどういった素養を求めますか?

岡先生:強いてあげるとするならば ❝チャレンジ精神❞ のある方ですね。最近は「失敗したらどうしよう…」と何事も取り組む前から恐れたり、自己評価の低い学生さんが多いように感じます。そういった姿勢は、自身の成長のチャンスを自ら摘み取っていて、とてももったいないですね。自分に負荷をかけて取り組んだことでしか自信は生まれません。取り組んだ内容の負荷は人によって違います。その負荷が軽いのか重いのかなんてその人次第です。ですから例えば人の使用しているダンベルの重さを気にするのではなく、自分が使うダンベルの重さに集中して、一つ一つ負荷をかけていけば4年後には驚くほどの重さのダンベルを持ち上げることができるようになっていると思うんです。そのように大学4年間、手を抜かずにコツコツと過ごすことのできる方とともに学んでいきたいです。

角:ー「チャレンジ精神」ですか。確かに、受動的な態度ではなく、何事も能動的に思い切って取り組む姿勢こそが成長に繋がりますよね。大学で着実に成長している在学生の、共通したポイントかもしれません。
では、最後に岡先生にとって大学とはどんな場所でしょうか。これから大学を選択する受験生に向けても一言お願いします。

岡先生:私にとっての大学は、その後の人生の土台を形成することのできた場所です。大学で必死に勉強した時間や身に着けた知識は自分自身の成長に繋がりましたし、そこで知り合った親友、恩師は今でも私の人生の宝という意味では、人生の根がそこで張られたのではないかと、今振り返って思います。勉強する時間だけではなく、リソースがすぐ近くに豊富にあり、利用することが可能な大学生活はとても贅沢な時間です。人生の間のたった4年間。考えたって仕方ないと思えること、例えば考えても考えても正解が無いようなことに対して、自分なりの論理で自分なりの答えを出せる自由があるのが大学4年間です。ぜひそのような贅沢な4年間を過ごしていただきたいと思います。

と、受験生はもちろん在学生の皆様に向けて力強くお話してくださいました。

受験生のみなさんは、是非大学を選択する際の参考になさってみてはいかがでしょうか。
そして、在学生のみなさんにとっては大学生活を一度立ち止まって考えるための良いアドバイスになったことでしょう。

さて、前回と今回、2回にわたり紹介してきたとおり、今年のオープンキャンパスでは商学部を皆様に知っていただくべく、沢山の催しを行いました。残念ながらここで紹介できなかった企画やイベントもありますので、今回来られなかった方はぜひ、来年お越しください!商学部教職員、そして在学生一同皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

そして、今回来場してくださった皆さまにおかれましては、お暑い中お越しくださり本当にありがとうございました。
大学はじっくりと腰を据えて4年間学ぶ場所です。たくさんの選択肢があると思いますが、今回オープンキャンパスに来て下さったことで、来場者の方々の将来のビジョンに福岡大学商学部で学ぶご自身の姿が映っていれば幸いです。


オープンキャンパスでは紹介することができませんでしたが、この他にも本学商学部生は日々様々なことに取り組み、自身の学びを深めています。その様子については、こちらの商学部ブログ記事にこれからも取り上げる予定ですので、皆様ぜひ、チェックのほどよろしくお願いします。

それでは、また次回お会いしましょう!

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