福岡大学商学部
福岡大学商学部

学生コーナー

2017.10.04

社会人基礎力を伸ばす!-特別講義E(キャリア形成実践Ⅰ/高野先生、篠原先生)

  • ツイートする
  • facebookでリンクをシェア
  • google+
  • LINEで送る

学内ワークスタディ制度で働いている、商学部第二部商学科2年の高橋愛良です!

今回はH29年度前期(キャリア形成実践Ⅰ)で行われた、社会人基礎力を伸ばすプログラムについて紹介します。
社会人基礎力については、以下の経済産業省のリンクをご参照ください。

(経済産業省HP、社会人基礎力 http://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/ )
  

講義の流れ

-講義の序盤では、社会人基礎力について学び、自分自身の現在の水準を把握し、自分に不足している力を伸ばしていくための計画を立てていきました。

-中盤は福岡市内の商店街をモデルにして、商店街の活性化をテーマにしたグループワークを行いました。序盤で学んできたことや、自分の強み・弱みを踏まえて、実践的に社会人基礎力を伸ばしていきます。

<計画―Plan>
・目標を立てる
 -課題発見力を伸ばそう!
・内容を具体的にする
 -課題発見力を伸ばすために、今日は最低一つ以上の課題を見つけよう!

<実行―Do>
・目標を踏まえた上でグループワークに臨む

<評価―Check>
・グループワーク終了後に、目標の達成度合を確認する
 -一つ以上提案するのが目標だったけれど、今日は二つの課題を見つけることができた!
 -なぜ達成できたのかも考えてみよう……。

<改善―Act>
・目標と実際の達成度合を比較して、次回の目標に活かす。
 -来週のグループワークのときには今日より一つ多く課題を発見できるように頑張ろう!

このPDCAサイクルを繰り返し行って、社会人基礎力を伸ばしていきます。
(注:PDCAサイクル……Plan(計画)-Do(実行)-Check(評価)-Act(改善)を繰り返し行うことで継続的に改善をすること)

-講義終盤では、実際に福岡市職員の方にご参加いただいて、各グループごとに商店街を活性化するための提案のプレゼンテーションを行いました。

 提案の中から、実際に商店街に活用できる部分は福岡市職員の方を通じてフィードバックしていただきます。



 今回は実際に講義を受講した学生の中で、特に社会人基礎力の成長が顕著に現れていた永田さん、井上さんの2名と、高野先生にお話をうかがってきました!

 2名が所属していたグループのプレゼンテーションでは、商店街のターゲットとなる層やコンセプトについて提案をしました。


プレゼンテーション内容

「コミュニティプロジェクト」
商店街をコミュニケーションの場にしてもらう
 
(具体案)
・サラリーマンや若い人たちを商店街の客層に取り入れる
-屋台カフェ、屋台ラーメンを出店する
・観光客に立ち寄ってもらえる場所にする
-人力車の導入で観光資源を増加
・コミュニティの場として利用してもらう
-人の集まるようなイベントを実施

プレゼンテーションの様子です。福岡市職員の方にもご参加いただきました。






「まず聞き手に回る。発信するときは明瞭簡潔に。」永田真子さん(商学部商学科)

Q、グループワークに臨むとき、目標にしたことはなんですか?
A、私はアルバイトをしています。バイト先では、従業員同士が一対一で仕事を教えていくという仕組みなのですが、何もわからない人に対してどういうふうに伝えていけばいいのかということを日頃から悩んでいたので、この講義の中で「人に伝える力(発信力)」を伸ばそうと目標を立てました。

 実際にグループワークをしていると、色んな人がいてそれぞれ思うことも違って、その場その場に応じたグループ内での立ち位置や役割を見つける能力ももっと伸ばしたいと感じたので、「状況把握力」も途中から目標に立てるようにしました。

 

Q、グループワークでの喜びや発見、苦労などあれば教えてください。
A、まずグループ全体での目標設定が重要だと感じたので「目標に向かって答えを出し、全員が把握して共有できている状況」をしっかり作るようにしました。グループ内でのコミュニケーションを多くするということがもっとできていればよりよいグループワークができたかなというのは反省点です。
 グループワークをしたことで、今まではよく知らなかった人の意外な一面を見つけたり、色んな考えの人と出会うことができました。これはグループワークを通じて得た喜びです!

 

Q、講義を通して自分自身の変化の実感はありますか?
A、私は口数が多くなってしまうことが悩みでした。「言わなくてもよかったかな?」と後で考えることがあったのですが、「人に伝える力(発信力)」を意識して、的確で分かりやすい言葉を選ぶようになっていけたかなと実感しています。
 「状況把握力」については、最初に自分が発言するのではなく、相手の言葉をまず聞くことを意識しました。聞き手に回ることで細かな状況を把握することができます。そうするとより話を広めていくことができてとてもよい雰囲気を作る事ができるのです。
 自分の苦手を意識したことで、色んなことがスムーズに進みました。自分自身の変化をとても感じることができました。
 

「話をしっかり聞き、相手を理解する」井上真美さん(商学部貿易学科)

Q、グループワークに臨むとき、目標にしたことは?
A、私は苦手なところというより、もっと伸ばしたいと思っていた「聞く力(傾聴力)」を課題にしました。具体的に立てた目標としては「他人が話しているときは口を挟まないようにする」ということです。それと、「他人が言ったことに二つ以上質問する」ということも目標にしました。わからないことはわかるまで聞いて、解釈のずれがないように気をつけました。

 

Q、グループワークでの喜びや発見、苦労などあれば教えてください
A、グループ内でやる気がある人とない人の差があったので、それをいかにバランスをとって、グループ内での雰囲気や居場所づくりをするかということはとても考えさせられました。グループの雰囲気が悪いと、よいものがつくれないと思うので。
 一方でグループワークをしたことで、人間関係の輪が広まることは喜びでした。ただ座ってノートを取るだけより、グループワークの方が動きがあってとても楽しいです。

 

Q、講義を通して自分自身の変化の実感はありますか?
A、「聞く力(傾聴力)」を意識したことで、普段の自分は無意識のうちに人の話をさえぎっていたということに気付きました。それに気付いてからは話を最後までしっかり聞くということができるようになったかなと思います。
 二つ以上質問するというのはなかなか難しかったですが、話し手の言葉に一つ一つ注意して、わからないと思ったらきちんと聞くということはできるようになりました。どちらも今回グループワークをしたことで気づけたことです。

 

「自分から主体的に学ぶことの面白さ」高野一郎先生

 この講義は、商店街の活性化をテーマに考えて、学生からフィードバックをしてもらい、学生はそこに真剣にとりくむことによって社会人基礎力を伸ばしていくという取り組みを行っています。毎年企業の方にご協力をいただいているのですが、今年は地元福岡市の商店街をモデルケースにしました。

 グループワークでは、目標を立てて実践して、振り返りを行ってまた次につなげるということを何度も繰り返します。いわゆるPDCAサイクルを回すことで成長を促すのです。

 学生には学生にしか思いつかないような面白いアイデアがたくさんあります。プレゼンテーション全体を見るだけではなく、一つひとつのプレゼンテーションの中に部分ごとにキラキラと光るアイデアがあるんです。市職員の方々にも喜んでいただけたアイデアも複数ありました。小中学校と連携した企画を考えるというのは、学生ならではのアイデアだったと思います。良い提案は実際に行政を通じて商店街へフィードバックしてもらう場合もあります。ですが、プレゼンテーションの内容だけではなく、自分自身の社会人基礎力がいかに伸びたかということも重要です。どんなによいプレゼンテーションができても、社会人基礎力が伸びないと意味がありませんから。自分のこういうところが講義を通じて成長できたと実感してもらうことができると同時に、自分から主体的に学ぶことの面白さを知ってもらえることができれば、とても嬉しく思います。

 


<参考サイト>

社会人基礎力(METI/経済産業省) http://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/

<文責>
商学部第二部商学科2年 ワークスタディ学生 高橋愛良

一覧へ戻る